副学長賞を受賞した藤島高の生徒=18日、京都大

 福井県や近畿など11都府県の高校生が科学の研究発表で競う「京都大学サイエンスフェスティバル」が18日、同大で開かれ、福井県代表の藤島高が最高賞に次ぐ副学長賞に選ばれた。栄養が乏しい環境でも生育できる単細胞の原核生物、イシクラゲで砂漠を緑化できるかを研究した。

 同フェスティバルは同大が主催し2回目。各都府県の予選を勝ち抜いた12校が参加し、それぞれが研究したテーマをステージ発表した。藤島高は西木裕香さん、松岡優介さん、渡辺依吹さん(いずれも2年生)のチームが出場した。

 イシクラゲは高い吸水性、保湿性を持ち、植物の生育に必要なアンモニウムイオンを自ら合成することができる。生徒たちは、イシクラゲが砂漠のような厳しい環境でも生息できるかを調べるため、オーブンや塩水を使ってさまざまな条件で実験した。実験の結果、ほとんどの条件でイシクラゲの生存が確認できた。

 学校のグラウンドや中庭でイシクラゲが、生息した土と生息していない土の栄養分を比較し、生息した土のほうがアンモニウムイオンが高いことも分かった。

 3人は「イシクラゲの生存確認で何百ものサンプルを取るのに苦労した。次はもっと複合的な条件で生存できるか、砂漠の緑化が本当にできるのかを証明したい」と話していた。

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