「一つずつステップアップしていきたい」と新天地での決意を語った吉川小夜子=福井市の福井工大福井高

 福井工大福井高3年のDF吉川小夜子が、日本女子サッカーチャレンジリーグの大和シルフィード(神奈川)に入団し、4月からプレーする。身長149センチと小柄ながら努力を重ね、なでしこで活躍するという夢への第一歩を踏み出した。「将来は日本代表に」と意気込んでいる。

 吉川は新潟県出身。小学2年でサッカーを始めた。めきめきと頭角を現し、小学6年時には男子に交じり、日本サッカー協会(JFA)のエリートプログラム北信越代表に選ばれるほどに成長した。

 実績と自信をつかんで中学に進み、男子サッカーチームに入団。しかし、男子との体格差やコミュニケーションがうまくいかず、壁にぶつかった。「このままではいけない」と、環境を変えることを決意。全国大会常連の福井工大福井高で自分を磨こうと中学3年時に福井県へ移った。

 高校では久保直也監督が「とにかく努力家」と認めるほどストイックに練習に打ち込んだ。徹底して体幹を鍛え、相手に当たり負けしない対応力を身につけ、サイドバック(SB)のポジションでレギュラーの座を確固たるものにした。

 大和の藤巻藍子監督は「空中戦の駆け引きに優れている。よく周りを見れているし、強い意志も持っている。性格が明るいのでチームにいい風が吹くだろう」と期待を寄せている。

 大和が属するチャレンジリーグは、なでしこリーグ(1、2部)に続く3部リーグ。吉川は「ここからがスタート。まずはレギュラーをつかんで、2部リーグに上がりたい。1対1の強さやスピードを上げ、一つずつステップアップしていけたら」と目を輝かせている。

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