「福井の偉人がいなければ明治維新は成就していない」などと話す加来耕三さん=20日、福井市の響のホール

 明治維新から150年の節目となる来年の「幕末明治福井150年博」のプレイベントで、歴史家で作家の加来耕三さんと、お笑いコンビ「パックンマックン」の講演会が20日、福井市の響のホールで開かれた。加来さんは「(由利公正ら)福井の偉人がいなければ明治維新は成就していない。県民はその歴史に誇りを持ってほしい」と訴えた。

 「150年博」に向け、福井の歴史や先人に関心を持ってもらおうと「ニッポンの夜明けは福井から」をテーマに県が企画した。歴史ファンら約200人が聴き入った。

 加来さんは福井の歴史を知る上で、二つの重要な手紙があると紹介。一つは薩摩藩の西郷隆盛が自決した際に持っていた橋本左内からの手紙で「年下だった左内を友人として尊敬していた」と話した。

 もう一つは幕末の志士坂本龍馬が京都で暗殺される5日前に、福井藩重臣の中根雪江に書いた手紙で、福井藩士の三岡八郎(後の由利公正)を新政府に出仕させるよう求める内容。「出仕が遅れると新政府の財政の成立が遅れるとし、財政面を由利に託していた」と解説した。

 パックンマックンは4月15日の「ふくい春まつり」越前時代行列でパックンが由利公正役、マックンが橋本左内役を演じることから「福井の魅力を全国に広めて、福井ブームを起こす」と明るく宣言した。

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