ポストこしひかりブランド化戦略案を西川一誠知事(右)に答申する服部幸應戦略会議委員長=20日、福井県庁

 福井県が開発したコメの新品種「ポストこしひかり」のブランド化戦略会議は20日、県庁で最終会合を開き、高品質・高価格米の全国評価を得るための戦略案をまとめ、西川一誠知事に答申した。服部幸應委員長(料理評論家・服部学園理事長)から戦略案を受け取った西川知事は、今秋の試験販売と2018年からの本格生産・販売に向け「戦略案に沿って計画を作り実行に移していく。名称募集に全国から10万件超が寄せられた期待に応えていきたい」と意気込みを示した。

 全国各地でブランド米の開発が相次ぎ、競争が激化している中、「米食の復活戦略」を打ち出したのが特色。ポストこしひかりで炊いた「おいしいご飯」でコメの消費減少に歯止めを掛けて、福井の地から「ご飯文化」をリードしていく方針を盛り込んだ。

 答申を受け、福井県は3月末に「ポストこしひかりブランド化戦略」を策定する。名称は福井県と県JAグループでつくる「ふくいブランド米推進協議会」で選考を進めており、約500まで絞り込んだ。4月中に発表される見通し。

 戦略案は「コシヒカリを生んだ福井からコシヒカリを超えるコメが誕生!! この新しいコメが日本の食卓を変える」を商品コンセプトに、▽生産▽販売▽PR▽米食の復活—の四つの戦略で構成。味や品質にこだわりを持つ料理店や百貨店、高級スーパーをはじめ、産地銘柄や口コミの評判でコメを選ぶ消費者を販売ターゲットに据えた。

 ブランド化戦略会議は昨年6月にコメ卸売業者、米穀店主、料理人、食に関する雑誌の編集者ら15人で設立。全体会合を計3回開くとともに各委員が随時、福井県に助言、進言を行ってきた。委員は今後も、ふくいブランド米推進協議会に参画するなど、ポストこしひかりのブランド化をバックアップしていく。

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