イオンモール新小松のオープン初日、多くの買い物客が列をつくったファッションブランド「H&M」=24日、石川県小松市

 イオンモール(千葉市)は24日、北陸最大級の商業施設「イオンモール新小松」を石川県小松市に開店した。平日にもかかわらず開店前から約2800人が並び、核テナントの総合スーパー「イオンスタイル」をはじめ、ファッションや食、雑貨などの各種専門店で買い物を楽しんだ。初日とあってスタッフを増員して対応する店があった一方、人手確保のめどが立たないままオープンを迎えた店もみられた。

 イオンモールの店舗としては北陸5店舗目、国内150店舗目。テナントは計168店舗で、北陸3県から48店舗、このうち福井県内からは8店舗が出店している。

 買い物客の人気を集めたのは、ファッションブランド「H&M」。先着順にトートバッグを配ったこともあり、開店直後から長い列ができていた。3階にある勝木書店の店舗「KaBoSイオンモール新小松店」は、通常時の2倍の約20人のスタッフで対応。書籍25万冊をそろえ、高級文具も取り扱う。池田進也店長は「文具の売れ行きが良い。他店舗に負けない売り上げを目指したい」と意気込んだ。

 イオンモール新小松の従業員数は2500人規模。北陸の有効求人倍率は全国平均に比べて高く、スタッフ確保が間に合わず他店からの応援でしのぐ店舗もあった。あるファッションブランドの店長は「時給を高めに設定しているが、なかなか人が集まらない。4月末までには人数をそろえたい」と話していた。

 あわら市、坂井市、福井市北部も商圏としている同施設には、福井県からの買い物客も多くみられた。夫ら家族3人で訪れた福井市内の女性(71)は「広いので店を探すのが大変」と苦笑しながらも「H&Mなど福井にはない店があるのが良い。日用品は近くの店で買うが、服はセールの時期などにまた買いにくるかもしれない」と話していた。

 この日はイオンモールの吉田昭夫社長らが会見し、「3世代同居率が高い地域であるため、幅広い世代が楽しめる店舗を意識した」と特長を説明。「北陸は我々の店舗が少ない地域。適地があれば今後も出店を目指す」と意欲を示した。

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