D51形SL(右)をモチーフに製作された観光バス=24日、福井県南越前町今庄

 福井県南越前町今庄に展示されている蒸気機関車(SL)をモチーフにした観光バスが24日、報道関係者に披露された。26日のJR今庄駅舎リニューアルオープン記念イベントを皮切りに、同町と敦賀市を結ぶ旧北陸線トンネル群(国登録有形文化財)を巡る周遊ツアーに使われる。

 バスは、SLやトンネル群など町の鉄道遺産を生かそうと町が製作した。旧北陸線今庄—敦賀間の難所越えに活躍した「D51」をほうふつさせるデザイン。上部に煙を後方に流す「敦賀式集煙装置」と重油タンクの模型を設置。正面に石炭窯のふたを開けるハンドルやライトを取り付け、側面には動輪や「D51南越前町」の文字を描いた。

 運転席や補助席を含めて29人乗り。町が委託する旅行会社が周遊ツアーを企画し、福井鉄道がバスを運行する。国の交付金も受け、製作費は約2225万円。

 同町観光まちづくり課の喜村高洋主査は、1896(明治29)年に旧北陸線敦賀—福井間が開通したことを踏まえ、「今度はこのバスで嶺北と嶺南をつなぎ、広域観光を促進したい」と話していた。

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