福井地裁=福井市春山1丁目

 24日、福井地裁で開かれた住居侵入、常習累犯窃盗の罪に問われた住所不定、無職の被告男(31)の追起訴審理で、被告が検察官に対し「ぶん殴ったるぞ」「くそ野郎」などと大声で暴言を吐き続けたため、裁判官に退廷を命じられる事態が起きた。

 同被告は罪状認否で「間違いありません」と認めたが、審理終盤に突然、大声で「検事に言いたいことがある。俺、我慢できないんです」などと、一方的にまくし立てた。

 裁判官が「発言をやめなさい」などと繰り返し言ったが聞かなかった。裁判官は急きょ、弁護人からの被告人質問に切り替え、発言させた。しかしその後も同被告は検察官に「言えよ、お前。ひと言も言えねーのかよ」などと暴言を吐き、裁判官の制止を無視し続けたため、裁判官は同被告に退廷を命じ、この日の審理を終えた。同被告は退廷する途中も暴言を吐き続けた。

 裁判所法では、法廷の秩序を守るため、裁判官は職務の執行を妨げる者らに対し退廷を命じることができる。

 追起訴の内容は昨年4月2日、福井市の集合住宅のベランダ掃き出し窓のガラスを割り、施錠を外して部屋に侵入したとされる。

関連記事