開通した舞鶴若狭自動車道の敦賀南スマートIC(奥は敦賀湾)=25日、福井県敦賀市長谷(日本空撮小型無人機ドローンで撮影)

 福井県敦賀市南西部で整備が進められてきた舞鶴若狭自動車道の敦賀南スマートインターチェンジ(IC)が25日開通した。同市には北陸自動車道敦賀ICに加えて新たな玄関口ができ、市内の観光振興や利便性の向上が期待される。自動料金収受システム(ETC)搭載車専用で、サービスエリア(SA)などがなく本線に直結するタイプのスマートICは県内の高速道路で初めて。

 中日本高速道路と市が約25億円をかけ、同市長谷に整備した。舞若道若狭美浜IC—敦賀IC間の距離は14・1キロあるが、ほぼ中間点に敦賀南スマートICが完成したことで、市西部から高速道路へのアクセスが向上。夏の海水浴シーズンなどに渋滞が発生する敦賀IC周辺や国道27号の混雑緩和も見込まれる。

 この日は開通式典が同スマートIC近くの若狭湾エネルギー研究センターで行われ、国会議員や県、市関係者ら約70人が出席した。渕上隆信市長は「敦賀ICと連携することで、山のエリアと海のエリアの周遊性が向上し観光や産業の活性化に役立つ」とあいさつした。

 地元の高木毅衆院議員は、市がハーモニアスポリス構想で同スマートIC付近から滋賀県高島市に抜けるトンネルの整備を掲げていることに触れ「スマートICの完成でよしとするのではなく、次の課題をしっかりやらなければならない」と強調。舞若道の4車線化の必要性も訴えた。

 この後、ETCゲート前で西川一誠知事ら関係者がテープカットしてくす玉を割り、開通を祝った。

 スマートICは車が一時停止しないとゲートのバーが開かない。ETCを搭載していない車が誤って進入した場合、バックせずにUターン路を使って戻ることができるようになっている。

 
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