健大高崎-福井工大福井 途中登板し力投を見せた福井工大福井の氏家拓海=甲子園

 第89回選抜高校野球大会第7日は26日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2回戦3試合が行われ、福井工大福井は関東代表の高崎健康福祉大高崎(群馬)と延長十五回の末、7—7で引き分け、規定により再試合となった。福井県勢の引き分け再試合は春夏を通じて初めて。

 ■好リリーフぴしゃり 攻めてシャットアウト

 エースの気迫を背番号10が受け継いだ。「摺石が頑張っていたので、絶対にゼロに抑える」。延長十二回から継投した氏家拓海が4回を投げ2安打無失点。好救援で流れを渡さなかった。

 熱投を続ける摺石達哉を横目に、序盤からブルペンで準備していた。「緊張しっぱなし。でも、行けと言われたら抑える自信はあった」。緊迫した終盤の登板となったが、緩い変化球とコースを突く直球でかわし、相手に的を絞らせなかった。

 勝ちがなくなった十五回裏。簡単に2死としたが、安打と自らのけん制悪送球で二塁。一気にサヨナラ負けのピンチを背負ったが、闘争心は失わない。「攻めて、攻めて」と強気に内角攻め。最後は、三塁邪飛に打ち取り「勝ちに等しい引き分け」(田中コーチ)をもぎ取った。

 「摺石も疲れている。先発でも中継ぎでも、どこで投げても抑える」。次戦に向け、頼もしく宣言した。

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