在来種の生態系を乱すとして問題視されている外来魚のブラックバス(オオクチバス)が、ラムサール条約に登録されている三方五湖のうち汽水の水月、久々子の両湖でも生息を確認されていたことが二十八日、分かった。

 オオクチバスは塩分に弱いとされ、これまでは両湖と隣り合う淡水の三方湖で増殖が懸念されていた。

 県水産課などによると本年度に水月湖で百七十七匹、久々子湖で十四匹のオオクチバスが釣り上げられたり、網で捕獲されたりした。

 また、内水面総合センターがオオクチバスについて塩分濃度別のふ化実験をした結果、通常3%の塩分を含む海水を三分の一に薄めると40%以上の卵がふ化した。

 県水産課は「塩分に弱いとされるオオクチバスが汽水でもふ化でき、実際に汽水湖で生息していることが分かったのは驚き」と話している。

 また、同センターのまとめでは三方湖の捕獲数は本年度、昨年度の四・六倍に当たる千六百四十匹に上った。小さいサイズの魚が目立つことから、産卵が可能な親魚の個体数が増えている可能性が高いという。

 こうしたことを受け、県内水面漁業協同組合連合会は新年度、かごによる駆除を水月湖から久々子湖にも拡大。五月十三日には全日本釣り団体協議会などの主催で三方、水月、菅湖で、釣りによる防除を行う。

 協議会ではこのほか、北潟湖のブルーギルについて報告があった。五十四カ所に百八十個のかごを仕掛けて調査した結果、本年度は三匹と、一昨年度の九十八匹、昨年度の四十匹から大きく減った。