越前がに漁が解禁となり、次々と水揚げされるズワイガニ=2016年11月6日

 福井県は27日、漁が20日で終了した越前がにの2016年シーズンの漁獲結果を発表し、全体の漁獲金額は20億2300万円となった。前期比5%減だったものの、2期連続で20億円を超え、昨期に次ぐ過去2番目を記録した。

 一定の基準を満たしたズワイガニが対象の最高級ブランド「極(きわみ)」が設定2期目を迎え、県は「『極』を中心にPRに力を入れた結果、越前がにのブランド力が高まった」とみている。

 漁獲金額の内訳は雄のズワイガニが15億600万円で前期比8%減、雌のセイコガニが4億1500万円で同11%増、水ガニ(ズボガニ)が1億200万円で同3%減となった。

 全体の漁獲量は423トンで前期比11%減。天候に恵まれず出漁回数が前期を下回ったことにより、伸び悩んだ。内訳はズワイガニが同15%減の183トン、セイコガニが同5%減の163トン、水ガニが同12%減の76トンだった。

 漁獲金額を漁獲量で割った単価は全体で1キロ当たり4784円となり、過去最高だった。

 「極」の漁獲は254匹で、市場関係者が厳しく目利きしたこともあり、前期より152匹少なかった。ズワイガニ全体に占める割合は0・1%。競り値の最高値は1匹当たり37万円だった。

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