健大高崎―福井工大福井 7回表に無得点に終わり、守備につく準備をする福井工大福井ナイン=甲子園

 【選抜高校野球2回戦再試合・福井工大福井2—10高崎健康福祉大高崎】失点は覚悟していた。福井工大福井は再試合で打ち勝つ展開を描いていたが、頼みの打線が3安打と振るわず、大須賀康浩監督は「向井君のデータがなく、あそこまでいい投球をされるとは思わなかった。新チームになって3安打は記憶にない」と苦笑いを浮かべた。

 2試合連続2桁安打の強力打線が、背番号13の先発向井義紀の前に鳴りを潜めた。一回の好機で捕飛に倒れた主砲山岸旭は「全ての球種が低めに集まっていた。真っすぐだと思ったら、スプリット、スライダー。見分けにくかった」と脱帽した。

 投手陣が一回に4点を先制され、四回には満塁本塁打を浴びるなど大量6失点。打線は二〜七回を無安打に封じられた。「返さなあかんと思いすぎて焦りが出た」。無安打に終わった井上開都、山岸の3、4番コンビは口をそろえた。山岸は「どんな点差でも動じない精神力と打撃力をつけたい」と課題を挙げた。

 それでも41年ぶりのセンバツ1勝、福井県勢初の延長十五回引き分け再試合と甲子園で歴史を刻み、「3試合できていい経験になった。粘りもついた」と主将の北川智也。春に感じた成長と悔しさが夏に向け、打の工大福井をさらに強くするはずだ。

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