JR小浜線の電化開業に伴い高浜町が進めてきたJR若狭高浜駅の一期工事が完了し一日、プレオープンイベントが行われた。駅前広場で「高浜の食」をテーマにした多彩な催しが繰り広げられ、新駅舎の誕生を祝った。

 新駅舎は鉄骨二階建て。「まちの駅ぷらっとHome高浜」の愛称で呼ばれ、駅舎機能だけでなくカフェレストランや多目的ルーム、ギャラリーなどを備えており、この日からすべての業務を始めた。

 イベントでは、町内の民宿経営者や住民グループらが自慢の創作料理や郷土料理を競う「食話会」をメーンに、地元農家による野菜のバザー、料理組合や住民グループによるフグ汁やサザエカレーの販売などが行われた。新しい駅舎を一目見ようと町内外から約千五百人が訪れ、会場はにぎわいに包まれた。

 食話会の品評会では、町特産の杜仲茶を練り込んだうどん、たこ焼きのタコの代わりにサザエを入れた「さざえボール」、若狭ふぐのくん製など十四品目の料理が出品された。国土交通省認定「観光カリスマ」の細尾勝博氏や高浜町観光協会の山本幸男会長ら二十人が審査した。

 審査員は、次々に運ばれてくる料理を一つ一つ味わいながら味、見た目、アイデア、郷土性の四つのポイントで評価。料理考案者のプレゼンテーションを聞きながら、厳正に審査を行った。その結果、同町西三松の山岡小夜子さんが考案した「古代米の筍(たけのこ)ごはん」が最優秀に輝いた。

 出品された料理などを有料で食べられる試食会も開かれ、親子連れやグループなどが、にぎやかに話しながら料理を品評していた。

 このほか、内浦湾でとれた五色貝を使ったフットライト作り、町産の植物でのリース作りなどの体験コーナーもにぎわっていた。

 同駅は、町観光協会が指定管理者となり施設の運営を担う。二期工事では地元産の特産品などを販売する市場やイベント広場、ロータリーなどの周辺整備を進め、今年十月にグランドオープンする。