恐竜の動くモニュメントが観光客らを出迎えるJR福井駅=福井市中央1丁目

 福井商工会議所の川田達男会頭は31日、福井市の同会議所ビルで記者会見し、2017年度の事業計画を発表した。新規事業として、県内企業の恐竜関連商品を一堂に販売する期間限定ショップを、試験的にJR福井駅前にオープンする。多くの帰省客らが見込まれるお盆の時期などを想定している。

 北陸新幹線の県内延伸や福井国体による交流人口増加を見据え、恐竜を福井県のブランドとして、より強力に発信する狙いだ。今年2月に県内企業の恐竜関連の雑貨・文具、衣料、食品などを集めた展示会を開いたのに続き、次は販売の場を設けることにした。

 商品ラインアップ充実のためショップ開設に先立ち、新商品開発の勉強会や、既存商品の改善に向けた個別相談を実施する。川田会頭は、県立恐竜博物館(勝山市)の集客が好調なことなどを踏まえ「恐竜は福井県として可能性のある観光資源。ショップ展開などいろんなことで可能性を広げていければ」と話した。

 このほか新規事業では、IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)といった第4次産業革命が企業経営にもたらす変化に理解を深めるため、国内外の先進企業・技術の視察を行う。働き方改革が大きな経営課題となる中、長時間労働の是正や女性、シニア人材の活躍推進などに関する実践的なセミナーを開き、県外優良企業も視察する。

 川田会頭は重点方針として▽中小・小規模企業に対する支援の強化▽地域振興・活性化の推進▽商工会議所組織の活性化—の三つを示し「商工会議所の役割が重くなる中、責任をしっかり果たしていきたい」と述べた。

 この日が2回目の実施となった消費喚起イベント「プレミアムフライデー」にも触れ、「製造業で『金曜だから3時に終わろう』というのは現実的に無理だ。ホワイトカラーだけを対象としている」と疑問を呈した。

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