中部縦貫自動車道

 国土交通省が3月31日発表した2017年度予算配分で、中部縦貫自動車道の福井県内区間の事業費に119億円が計上された。当初予算ベースでは前年度比約1・7倍で、12年度の124億円に次ぐ過去2番目の規模。夏前までに永平寺大野道路(福井北—大野)が全通することから、今後は大野油坂道路の事業が本格化する。

 119億円のうち、大野油坂道路は105億円。事業費が最も大きい区間は大野東—和泉間(14・0キロ)の80億円となっている。用地取得は完了しており、荒島第1トンネルの掘削といった工事を進める。

 また、和泉—油坂間(15・5キロ)の事業費は21億円。国交省近畿地方整備局の担当者は「17年度から、橋脚の基礎など一部の工事に着手できる見通し」としている。県によると、用地取得率は約25%。15年度に事業化された大野—大野東間(5・5キロ)は、調査、設計費として4億円が盛られた。

 永平寺大野道路(26・4キロ)の事業費は14億円で、残る永平寺−上志比間の舗装や、仮設道路の撤去などを行う。

 県は23年春の北陸新幹線敦賀開業と同時期に中部縦貫道県内区間を全通するよう求めており、単純計算では年間200億円の事業費が必要となる。当初段階の配分は目標の半分強だが、県高規格道路推進課の担当者は「工事が進むに従って、事業費は増えてくる。用地取得に力を入れるとともに、国に引き続き要望していきたい」と話している。

 このほかの道路関係では、福井県池田町と岐阜県揖斐川町を結ぶ国道417号冠山峠道路に福井県分が13億円、岐阜県分は19億6千万円が計上された。福井国体前に全通する見通しの国道8号福井バイパスには24億円などとなっている。

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