競技ダンスのシニア2ラテン部門で日本一となり、世界選手権日本代表となった中川さん(右)ペア=3月11日、東京体育館

 競技ダンスの世界選手権日本代表選考会を兼ねた全日本選手権シニア2(45歳、40歳以上ペア)ラテン部門で、福井市出身の中川(旧姓・窪田)弘美さん(55)=奈良市在住=のペアが優勝した。11月にスペインで開催される世界選手権への出場を決め、中川さんは「涙が出るほどうれしい。自信を持って踊れるよう、できる限りの準備をして臨みたい」と意気込んでいる。

 競技ダンスは社交ダンスの種目で、美しさや芸術性、スピード、技の切れなどを競う。選考会は3月11日に東京体育館で開かれ、ラテンアメリカン5種目(チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソ・ドブレ、ジャイブ)の合計順位で争われ、中川さんペアはルンバ、ジャイブで1位となるなど好成績を挙げ、優勝した。

 中川さんは30年ほど前に友人の誘いで社交ダンスを始めたが、数カ月で中断。福岡市在住時代に現在のパートナーである大矢部廣昭さん(57)=大阪府寝屋川市=から競技ダンスに誘われ、2003年に競技登録した。中川さんは「非日常的なドレス、宝塚のようなメークで“変身”して観衆の声援を受けて演技するのは魂が高揚して楽しい」と熱中。「奥が深くてやめられない」とすっかりはまっている。

 今回の選手権には、若手選手が多数出場。税理士事務所代表を務める中川さんは繁忙期と重なり「十分な練習ができず、自信はなかった。厳しいと思っていた」。それだけに「パートナーと自分自身の踊りに集中できた。終わった瞬間『やった』と思った」と振り返った。パートナーの大矢部さんも「めちゃくちゃうれしい」と喜んだという。

 同大会の優勝は09年以来2度目で、世界選手権は7度目の挑戦となる。最高位は12年の14位。中川さんは「世界大会の選手は年々レベルが上がっていてプロのような選手ばかり。自信を持って踊れるようしっかり準備する」と話している。

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