文部科学省が5日に公表した公立の中3生、高3生の英語力の2016年度調査で、福井県はともに上位に入った。都道府県だけでみると、前年度3位の高3が2位、前年度5位の中3が3位と、順位を上げている。県教委は今回の結果について「外国語指導助手(ALT)の増員で生徒が生きた英語に触れる機会が多くなり、英語力向上につながった」と分析した。

 県教委が県内の中学、高校に配置しているALTの人数は、調査時点の16年度は前年度から10人増の103人。17年度は秋以降さらに8人増員して111人とし、ALTが教える機会はより増える。県義務教育課の担当者は「放課後などに生徒とALTが日本語と英語を教え合うような活動も進めたい」としている。

 教員に対しても、授業では▽聞く▽話す▽読む▽書く—の四つの要素を関連付けて教えるよう研修を行っている。「英語で聞いたことを英語で発表するなど、教え方を工夫していることも要因」と教員の努力も評価した。

 次期学習指導要領では小学校の英語教育は20年度から3、4年生で「外国語活動」を取り入れ、5、6年生は英語の教科化が示された。県教委は2年先行して18年度から段階的に実施する方針で、外国語活動の「聞く」「話す」で英語に慣れ親しみ、「読む」「書く」につなげていく。県教委は「小学校でも『使える英語』を学んでもらい、中学、高校での英語に結びつけたい」と、体系付けた教育で児童生徒の英語力底上げを進めたい考えだ。

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