満開間近になり、見頃を迎えたしだれ桜=6日、福井県小浜市の妙祐寺

 福井県小浜市内の妙祐寺で6日、名物のしだれ桜が見頃となり、今週末から満開となりそうだ。同市内は2月に記録的な大雪に見舞われただけに、積雪を乗り越えて咲き誇り始めた花々が“待望の春”を演出している。

 小浜市の天然記念物に指定されているしだれ桜が8分咲きとなり、一気に見頃を迎えた。薄いピンクの花びらが木を覆うように広がり、親子連れらが続々と見に来ている。

 このしだれ桜は檀家(だんか)の一人が見延山久遠寺(山梨県)から苗木を譲り受け、150年近く前に植樹したと伝わっている。二十数年前に一帯の林を切り開いたところ、偶然見つかった。

 木は高さ約17メートル、幹周りは約2・5メートル。四方に広がった枝が大きく垂れ下がっている。同寺の関係者や住民によると、今年は例年より約1週間遅い4日ごろから咲き始め、6日には一気に8分咲きになった。週末の8、9日ごろが満開になりそうだという。

 同寺周辺では檀家らが駐車場の案内看板を設置した。また午後6時半〜同9時半、花が散るまでライトアップする。近くに住む男性(71)は「大雪で咲き始めが遅く、今か今かと楽しみにしていた。満開になる週末の天候は心配だが、多くの人に見に来てもらいたい」と話していた。

 =ことしも福井新聞紙面で桜を大特集します。

 福井県内各地のサクラ名所を撮影取材しています。4月中旬掲載予定です。

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