鯖江市水落児童館と一体となった県平和祈念館が同市水落町一丁目の嶺北忠霊場に完成し十日、記念式典が開かれた。戦時中の貴重な資料を展示し、子供たちに平和の大切さを伝えていく。

 県遺族連合会と鯖江市が、戦争の歴史と平和の尊さを伝える拠点として昨年十月から建設を進めていた。総工費約一億円。

 同館は木造平屋建てで、床面積約五百平方メートル。戦時中の資料を紹介する展示室や研修室、児童が活動する遊戯室、調理室などを設置。平和祈念館と児童館の機能を併せ持った全国でも珍しい形態となっている。

 記念式典には、関係者約百人が出席。同連合会の伊東敏宏会長は「戦争の悲惨さを後世に伝え、平和への意識高揚に役立てていきたい」とあいさつ。西川一誠知事は「地域の平和を願う心のシンボルとして活発な活用を」と呼び掛けた。

 同日、同連合会主催の「戦争とくらし展」も開幕。福井空襲下の写真パネルや統制下の暮らしを伝える資料、防空ずきんや軍服など貴重な資料を展示している。二十二日まで。