福井大教育学部附属義務教育学校が開校し、中学2年に当たる「8年A組」のクラスに集う生徒=10日、福井市二の宮4丁目

 福井大が教育学部の附属小と附属中(ともに福井市)を統合し、小中学校9年間の義務教育を一貫して行う「福井大教育学部附属義務教育学校」が10日、開校した。義務教育学校の設置は県内初。小学生に当たる6年間を「前期課程」、中学生に当たる3年間を「後期課程」と区分。前・後期合わせて758人が一貫教育のカリキュラムで、長期間にわたる探究型学習など、より深い学びを実践していく。

 改正学校教育法で制度化され、2016年度に全国で22校が設置された義務教育学校を、国立大学が設置するのは、福井大と11日に入学式がある京都教育大が初めて。

 開校式には前期課程の2〜6年生と、後期課程の8〜9年生の児童生徒と三田村彰校長をはじめ教職員らが出席。同大の中田隆二副学長が眞弓光文学長の式辞を代読し「これから一つの学校として、今まで以上に主体的に、高い志を持って学んでほしい」と呼び掛けた。

 校章はこれまでの「附小」「附中」の文字が「附」に変わり、新たな校旗が中田副学長から三田村校長と児童生徒の代表に手渡された。三田村校長は「附属小と附属中の伝統を受け継ぎ、『自主協同』を校訓とし、世界に開かれた学校を築くことを誓う」と述べた。

 生徒会会長が「前期課程との連携が強くなったり、外国との交流も盛んになったりするなど多くのことが変わります。先輩から受け継いだ文化、伝統を守りつつ、新たな文化を創造します」と宣言した。

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