越前海岸沖合の岩場で見つかったキタオットセイとみられる動物=8日、福井市八ツ俣町(和田良信さん撮影)

 福井市八ツ俣町の越前海岸沖の岩場にオットセイらしき動物がいるのを、福井県坂井市の写真家が8日に見つけて撮影した。同市の越前松島水族館によると体形や体毛の長さなどからキタオットセイではないかとしており、日本沿岸での発見例は珍しいという。

 和田良信さんが同日午後5時40分ごろ、福井市八ツ俣町の民宿「呼鳥荘」横の道路から、約100メートル沖合の岩場にいる動く物体を発見。持っていたカメラの望遠レンズをのぞくとアザラシのように見えたため、とっさにシャッターを切った。動物は約10分間、体を岩にこすりつけたり寝そべったりしていたという。

 同館によると、前脚で体を起こしていることや体形、長い体毛、後ろ脚の長さなどの特徴と、日本近海で確認できる種類からキタオットセイと推測。キタオットセイは主にベーリング海など水温が低い海域に生息し、生涯のほとんどを沖で生活するため、日本沿岸で見つかるのは珍しいという。北上する途中に体を休めていたか、寄生虫を除くために体を乾かしていたのではとしている。

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