サウルコス福井-坂井フェニックス 後半、サウルコスの山田雄太(右)が勝ち越しのヘディングシュートを決め2-1とする=9日、福井県坂井市の丸岡スポーツランド

 天皇杯サッカーの福井県代表を決める県選手権(福井新聞社共催)は9日、坂井市の丸岡スポーツランドで決勝を行い、サウルコス福井が2—1で坂井フェニックスを下し、6年連続9度目の優勝を飾った。

 決勝点は鮮やかなヘディングシュートだった。先制点を含めチームを優勝に導いたサウルコス福井のFW山田雄太は「狙い通りの結果が出せた」と手応えをつかんだ。

 後半4分。MF中野翔太のCKはニアサイドへ。相手GK前からスピードを上げて走り込んだ山田はどんぴしゃのタイミングで頭に合わせた。ふわっと浮かせた技ありシュートはゴール右隅に吸い込まれた。反撃を狙う相手に先手を打つことができた。

 エースFW松尾篤が準決勝で負傷し、陣形を変更。急きょワントップとなった山田は「積極的に相手の裏に走る」と自分の持ち味の前向きなプレーを心掛け仕事を果たした。先制点でもボールの動きを予測、好機を逃さなかった。

 準決勝は延長戦までもつれ込む苦しい試合を強いられた。決勝は、強風でロングボールがつながりにくい状況だったが、反省を踏まえて立ち上がりの積極的な攻守を徹底したことが功を奏した。

 望月一仁監督の下、新体制で最初の公式大会を勝ち抜いたサウルコス。30日に開幕する北信越リーグ1部への弾みにもなる初のタイトルに、指揮官は「予想通りの接戦だったが、選手と3カ月間やってきたことの成果が出た」と喜んだ。

 一方で「攻守の切り替えで隙があった」(望月監督)と失点につながった課題を挙げる。川邊裕紀主将は「着実に階段は上っているが、まだ改善する点はある」と気を引き締めた。

 22日の天皇杯初戦は格上が相手。望月監督は「挑戦者として足をすくってやろうという気持ちで1試合でも多くやりたい」と意気込んだ。

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