複合施設「フィッシャーマンズ・ワーフ」(仮称)の建設が計画されている福井県坂井市の三国漁港=11日

 福井県坂井市などは、同市の三国漁港に、新鮮な地元魚介類の食や買い物を楽しめ、競りも見学できる複合施設「フィッシャーマンズ・ワーフ」(仮称)を整備する計画を策定し、漁協や観光業界など地元関係者と協議する方針を固めた。2023年春の北陸新幹線敦賀開業を控えた20年度の完成を目指す。

 県内では、県の呼び掛けを受け、昨年度から6エリアで周遊・滞在型観光の計画策定が進んでいる。坂井・あわらエリアでは両市や観光、商工関係者などでつくる推進委員会が複合施設の整備を同計画に盛り込んだ。

 施設整備計画では、観光客に開放する新施設に市場と商業機能を持たせ、新鮮な魚介類を堪能できるレストランや直売コーナーを設ける。また同漁港で夕方に開かれる競りを見学できるようにする。港と東尋坊を結ぶ遊覧船航路の新設も検討する。

 施設は、越前がにの最高級ブランド「極(きわみ)」や皇室献上用のズワイガニを水揚げする坂井市の新たなランドマークと位置付ける。「越前がにイコール三国・東尋坊」のイメージを定着させ、東尋坊を含めた誘客を強化。観光客の消費を促し、漁業の活性化、漁業者の所得向上を狙う。

 本年度から2年かけて地元漁協や商業者、東尋坊関係者らと協議を進め、施設の具体的な中身や建設場所などを決定。19年度に用地取得と設計を行い、20年度の完成を目指すとしている。

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