福井市役所=2016年、福井市大手3丁目

 2007年9月に福井市内の民家に侵入、女性を脅して下着を奪ったとして、福井県警福井署と県警捜査1課の合同捜査本部は12日、強盗と住居侵入の疑いで、市自然史博物館主任加藤孝義容疑者(47)=同市=を逮捕した。福井署によると、容疑を大筋で認めている。強盗罪の時効成立が約5カ月後に迫っていた。

 逮捕容疑は07年9月の深夜、同市の民家に侵入し、寝ていた当時30代の女性を「騒ぐな」などと脅し、この女性の下着を奪った疑い。女性にけがはなかった。

 同署によると、女性側は加藤容疑者と面識はなかったと話している。犯行当時は家族も家にいた。

 当時の捜査では容疑者特定に至らなかったが、加藤容疑者につながる新たな情報が得られたため、今年に入り集中的に再捜査した結果、容疑が固まった。

 12日朝、自宅にいた加藤容疑者に任意同行を求め、容疑を大筋で認めたため逮捕した。捜査本部は同日、加藤容疑者の自宅と市自然史博物館、事件当時に所属していた市役所本館にある税務事務所資産税課を家宅捜索、関係書類など約20点を押収した。

 加藤容疑者は1993年4月に福井市役所に入庁。4月1日付で都市計画課から自然史博物館に異動となり、主任に昇格していた。

 同市の浅野信也総務部長は「極めて遺憾であり、市民の皆さまに深くおわび申し上げます。今後、事実関係を詳細に調査、確認した上で、厳正に対処したいと考えております」とのコメントを出した。

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