東尋坊観光協会や坂井市が空き店舗対策など活性化に乗り出す東尋坊商店街=12日、福井県坂井市の東尋坊

 福井国体や北陸新幹線敦賀開業を控え、福井県坂井市の東尋坊観光協会や市は、岩場に向かう道路に面する「東尋坊商店街」の活性化に乗り出す。空き店舗対策や商店街の改称、統一ブランドの導入などを通し、県内を代表する観光地のさらなる振興を図る。

 東尋坊観光協会によると、商店街はバスターミナル付近にある入り口から岩場までの約300メートル。石畳道路の両脇に31店舗が軒を連ねる。

 商店街では近年、客単価の低下や後継者不足で休業が相次いだ。新規出店もあったが、現在も入り口付近を中心に5店舗が空き店舗になっている。店舗の老朽化で商店街の景観が低下し、東尋坊全体のイメージダウンとなる懸念もあるという。

 福井国体や北陸新幹線敦賀開業で観光客の増加が見込まれることから、坂井・あわらエリアの周遊滞在型観光の推進を目指し、同協会や坂井、あわら両市などでつくる委員会が東尋坊活性化事業を全体計画に盛り込んだ。

 事業計画によると、テナントとして貸し出すため空き店舗を改修する。授乳や展示のスペースを設けたアンテナショップを開設。市観光連盟や三国観光協会が入る観光交流センターの情報発信機能を充実させ、東尋坊での滞在時間増や周辺観光地への立ち寄りを促す。

 商店街に新たな名称を付けることや統一ブランドの導入なども計画する。店舗オーナーと出店希望者のマッチングを目指し新組織の設立構想もある。本年度中に事業の詳細を決める。

 東尋坊の近年の入り込み数は2011〜14年は117万人前後で推移。15、16年は北陸新幹線金沢開業効果でともに140万人を突破した。同観光協会は「一連の取り組みを通し、福井県を代表する観光地として、さらに発展させたい」と話している。

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