実在する息子の名前を名乗り「風邪をひいて声がおかしい」と電話し息子と信じ込ませた上で、後日「慰謝料が要る」などと泣きつき、高齢者から金をだまし取る手口の特殊詐欺被害が、福井県内で続発している。13日には福井市内で警察官をかたった不審電話も多数確認され、福井県警が注意を呼び掛けている。

 福井県警によると、3月28日〜4月3日、大野市の60代女性宅に「不倫して子どもができた。慰謝料が要る」などと電話があり、女性は指定された複数の口座に計800万円を振り込んだ。同10〜11日には越前市の70代男性宅に「会社の金で投資をしたら監査員から指摘を受けた」などと電話があり、男性は指定された福井県外の駅に現れた男に700万円を渡した。ともに息子をかたり、体調が悪くて声がおかしい旨の「仕込み」の電話が最初に掛かってきた。

 13日の福井市内の不審電話は、警察官をかたり「捜査であなたの名前が出てきた」「後で金融庁から電話があるので現金を引き出してほしい」などとする内容だった。

 福井県警生活安全企画課は「電話があったら、まずは家族や警察に相談してほしい」として、安易に金を振り込まないよう注意喚起している。

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