散り始めた桜並木を背景に、足羽川をゆったりと横断した毛矢の繰舟=16日、福井市中央3丁目

 足羽川を小舟で渡る「毛矢の繰舟(くりふね)」の定期運航が16日、福井市の同川九十九橋付近で始まった。乗船した親子連れらは、散り際の桜並木を眺めながら、ゆったりとした時間が流れる春のひとときを満喫した。

 繰舟は、幕末まで武士らが城下へ渡る手段として使われていたとされ、両岸に渡したロープを頼りに舟を進めていたという。県が2015年に企画し、定期運航は3シーズン目。1日から始める予定だったが、川の水位が高かったため開催を見送っていた。

 一番舟に乗ったのは、奈良県から訪れた竹田香子さん(9)、音子さん(8)姉妹ら4人。船頭の説明で川の景色を楽しみ、10分ほどかけて往復した。2人は「風が気持ちよかった」「桜がとてもきれいだった」と笑顔を浮かべていた。

 毛矢の繰舟は6月11日までの第2、第4土日と、5月3〜5日、10月の第1、第3土日に開催。8月4日と10月7日は夜間運航を行う。詳細は県河川課のホームページに掲載している。水位の状況により中止の場合もある。問い合わせは同課=電話0776(20)0480。

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