ロシアタンカー重油流出事故から、今年が十周年に当たるのを記念し「よみがえった日本海十周年『感謝』と『誓い』事業」が二十一日、事故当時船首が漂着した福井県坂井市三国町安島区で行われた。感謝祭やシンポジウムを通じ、地元民らが美しい海を未来に守っていく誓いを新たにした。

 全国から集まったボランティアに感謝の気持ちを伝え、環境を守る機運の盛り上げを狙い、地元団体や行政機関でつくる実行委員会が開いた。

 同区の重油災害記念碑前では「よみがえった海感謝祭」が行われ、実行委員や関係者約五十人を前に、下影務・安島区自治会長が「国と自治体、ボランティアの皆さんに死んだ海をきれいにしてもらった。これからは私たちが海を守っていきます」とあいさつした。

 記念碑に花束がささげられ、「安全で美しい海を未来に引き継ごう」と全員で誓い合った。

 航海操業安全祈願祭が行われた雄島橋では、美しい海を飾るように多数のこいのぼりが風に泳ぎ、橋のたもとでは地元ワカメを使ったみそ汁、おにぎりが来場者に振る舞われた。安島自治会館では「海を守ろうシンポジウム」も開かれた。

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