「めがねのまちさばえ大使」に就任する仮面女子のイメージ写真(AliceProject提供)

 福井県鯖江市は20日、同市のPRに向け、最強の地下アイドルの異名を取る「仮面女子」を「めがねのまちさばえ大使」に任命すると発表した。メンバー17人が鯖江の産業や観光名所などについて学び、SNSやブログを通して魅力を発信したり、地元業者の商品開発に協力する。27日に牧野百男市長が上京し、任命式を行う。

 2013年にデビューした仮面女子はホッケーマスクをかぶった異色のアイドル集団。年間千回超のライブを行い、幅広い年齢層に人気を持つ。

 千葉県いすみ市の観光大使を務めているが、まちづくり全体を包括した大使を務めるのは鯖江市が初めて。女子高生がまちづくりに取り組むJK課やITのまちづくりなど先進的な事業を進める同市の地方創生に協力したいと、仮面女子側から申し出があった。

 メンバーそれぞれに取り組む分野を設定し特別な役職に就いてもらう。既に5人は役割が決まっており、「めがね課長」には東大卒アイドルとして知られる桜雪さんが就任。「西山動物園PR課長」はリーダーの桜のどかさん、「漆器課長」は人気メンバー神谷えりなさんが就く予定。実際に市内を訪れ、魅力の発信や商品開発に取り組む。ほか12人の役割も順次決めていく。鯖江のテーマソングも制作する。

 27日に都内にある常設劇場を牧野市長が訪れ、漆器で製作した任命状や全員分の特製仮面、伝統織物「石田縞(いしだじま)」の名刺入れを手渡す。また6月10、11日に市内で開かれる「めがねフェス」に合わせ、メンバーのうち6人が同11日に会場を訪れ、ステージを行う予定。

 市は市内観光マップのモデルに起用することなども検討。ファンの「聖地巡礼」による誘客につなげたいという。牧野市長は「斬新なアイデアを提案してもらおうと思っている。鯖江市とのコラボレーションがどんな化学反応を起こすか楽しみ」と期待感を示す。

 桜雪さんは「地方行政に興味があり勉強しているところで、鯖江市は面白く新しい取り組みがされている印象がある。もっと楽しい町にできるよう盛り上げていければ」とコメントした。

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