第十六回統一地方選を締めくくる市町村長選、市町村議選と東京都の特別区長選、区議選の投票は二十二日行われ、即日開票された(一部市区は翌日開票)。

 福井県ではともに「出直し選」となった二首長選と五市町議選で激戦を展開。金津、芦原両中学校の統合問題を争点としたあわら市長選は、新人で前市議の橋本達也氏(52)が前職の松木幹夫氏(59)に競り勝ち、初当選を果たした。おおい町長選は、前職の時岡忍氏(69)が新人で旧大飯町助役の松宮利近氏(68)に約千六百票差をつけ、再選を果たした。福井、敦賀、小浜の三市議選、おおい、高浜の二町議選では計百十人の新たな顔ぶれが決まった。

 あわら市長選は二校存続を訴えた橋本氏が、中学統合を進めてきた前市長の松木氏を四百九票の小差で破った。

 橋本氏は芦原中改築と金津中の大規模改修を公約に掲げ「教育には先生の目が全生徒に行き届く環境が必要」と主張、二校存続を強く訴えた。この主張が幅広い市民に浸透した。

 これに対し、松木氏は「中学統合は将来の生徒数減や市の財政を見通した判断」と理解を求めた。さらに市長三年間の実績をアピール。金津地区区長会や芦原温泉旅館協組など、市内ほとんどの主要団体の推薦を受けての戦いだったが、あと一歩及ばなかった。

 保守系同士の一騎打ち。しかも身近な中学校問題が最大の争点とあって有権者の関心は高く、投票率は79・15%。二○○五年六月に市制移行後初のあわら市議選の81・85%には及ばなかったものの、市長選としては高い投票率となった。

 橋本氏は午後九時半ごろから、同市大溝二丁目の選挙事務所内で支援者とともにテレビの開票速報を見守った。同十時半すぎの三回目の速報で票差がつくと事務所内がどよめき、その後「バンザイ」の声に包まれた。

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