サウルコス福井―アスルクラロ沼津 後半、ゴール前で激しく競り合うサウルコス福井の御宿貴之(中央)=22日、静岡県愛鷹広域公園多目的競技場

 サッカーの第97回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は22日開幕し1回戦13試合を実施。福井県代表のサウルコス福井は静岡県愛鷹広域公園多目的競技場でJ3アスルクラロ沼津(静岡県代表)と対戦し0—1で敗れた。

 決して防戦一方ではなかった。サウルコス福井も果敢に攻め込んだがシュートにつなげられない。わずかに見える差が大きな差だったように感じた試合だった。

 前半はスピードのある相手FWにドリブルで攻め込まれたり、クロスボールを上げられたり。だが、予想していた攻撃。堅実な守備で応戦した。「守備は流れの中でやられなかった」(望月一仁監督)。

 失点はわずかな隙から生まれた。ロングボールに対する競り合いの中でファウルしFKを与えた。これが失点につながった。FK自体は相手13に対してサウルコスは11と少なくはない。望月監督は「予想していた展開。セットプレーを決めるか決めないかが相手との差」とした。

 さらに「セカンドボールを奪った後にもう少し判断良くつなげられたら」と指揮官。前半は間延びしていた時間帯があった。だが、後半はサウルコスが押し込む時間帯も生まれた。

 流れを変えたのは後半途中に投入されたDF木村魁人。大会直前にJ3鹿児島からレンタル移籍。サウルコス在籍経験もある木村は「攻撃のアクセントをつけられたら」と正確なクロスでいいリズムを生み出した。

 流れはつくれたが、望月監督は「ゴール前での丁寧さをもう少し求めたい」と選手の奮起に期待する。

 30日からはいよいよ北信越リーグが開幕する。川邊裕紀主将は「格上に対しても自分たちの時間をつくれたことは収穫。しっかり修正して、意味がある負けにしたい」と前を向いた。

関連記事
あわせて読みたい