角度を変えながら刀をじっくりと鑑賞する参加者ら=22日夜、福井市の養浩館

 福井市立郷土歴史博物館の春季特別展「刀に彫る−刀身彫刻の世界−」(福井新聞社共催)の関連イベント「お刀入門女子会」が22日夜、同市の養浩館で開かれた。県内外の19人が、展示品とは別の本物の刀にじかに触れてじっくりと鑑賞。見る角度によって表情を変える刀身の地鉄(じがね)や刃文(はもん)の美しさに見とれていた。

 刀剣を直接鑑賞できる機会を設けようと、同博物館が企画。刀を題材にした漫画「KATANA」の作者で、福井市在住のかまたきみこさんが司会、岡山県在住の刀剣彫刻職人、木下宗風さん(49)と片山重恒さん(44)が講師を務めた。

 幕末の福井藩主、松平春嶽の刀や太刀など8点を鑑賞。木下さんらは「刀身に唾液が付くとさびが発生する」と、マスクを着用するようアドバイス。刀を持つ時には汚れないよう布を使うよう指示し、「手は添えるだけ。動かすと布との摩擦で傷ついてしまう」と説明した。

 参加者は刀身の根元「なかご」を直接持ち、垂直にしたり、水平にしたりして思い思いに鑑賞。光を当てて鮮やかな刃文が浮かび上がった瞬間には、歓声を上げる女性もいた。東京都から来た30代の女性は「初めて真剣に触れることができて感激。重厚な雰囲気がたまりません」と話していた。

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