延長10回表、科学技術2死一、二塁、野路開世が左越え二塁打を放ち5―3と勝ち越す=福井県敦賀市の同市総合運動公園野球場

 【北信越地区高校野球福井県大会1回戦・科学技術5—3福井農林】延長戦を制す殊勲打を放った科学技術の野路開世はチームのムードメーカー。試合後、ナインに祝福されながら「最高の気分」と満面の笑みを浮かべた。

 「ミスを何とか挽回したかった」。八回の守備で外野との連係プレーの際、自らの捕球ミスで同点に追いつかれてしまった。攻撃でも最終打席までは無安打で「自分が流れを切ってしまっていた」。

 同点で迎えた十回2死一、二塁、絶好の機会がきた。「みんなから『お前なら打てる』と励まされ、楽な気持ちになれた」と打席に入った。中川秀樹監督も調子の悪さから代打を考えたが「ベンチでの表情を見ると意外に明るかった。打ってくれると信じた」。

 1球目は変化球を見逃してボール。2球目、狙い通りの直球を思い切り振り抜き、左越え適時二塁打に。塁上で大盛り上がりの一塁側ベンチに向かって力強くガッツポーズした。

 野路は「勝てたことはよかったが、ミスは多かった。上にいくためにしっかり準備したい」と気を引き締めた。

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