新しい地鶏の名称が「福地鶏」となったと発表する西川福井県知事=26日、福井県庁

 福井県畜産試験場が開発した卵を採った後、肉も食べる卵肉兼用の新地鶏の名前が「福地鶏(ふくじどり)」に決まった。西川一誠知事が26日、定例会見で発表した。27日に県内の養鶏農家3軒にヒナが初譲渡される。卵は6月下旬、肉は来年5月の出荷を見込んでいる。

 福地鶏は「幸福度日本一」と「福井県」の二つの「福」から名付けた。県内の養鶏農家、食鳥処理業者、流通業者、飲食店など26業者でつくる「新しい地鶏推進協議会」で決めた。

 県畜試が2014年度に開発に着手。県内で育種された採卵用品種ウエミチレッドの雄と、愛知県の岡崎牧場で育種された卵肉兼用の岡崎おうはんの雌を交配した。ヒナの譲渡は、本年度は27日を皮切りに計8養鶏農家に2400羽を計画している。

 卵と肉は県内を中心に販売し、卵の価格は直売所などで1個40〜50円を想定している。

 福地鶏は放し飼いで、県産飼料用米などを与えて育てる。県畜試の試験では産卵率は80%。赤玉の卵で、黄身は一般の鶏卵より一回り大きい。肉は適度な歯応えとジューシーな味わいがあり、うま味成分を豊富に含んでいる。

 西川知事は「福井は魚は得意だが、畜産系がウイークポイント。今回、県内料理店やレストランの要望も受けて新たに地鶏の品ぞろえをした。大いに利用し、食べてもらいたい」と述べた。

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