恐竜の皮膚痕化石が国内で初めて見つかった勝山市の長尾山総合公園内「どきどき恐竜発掘ランド」で三十日、親子連れが岩石の中に恐竜の骨化石を見つけた。今後、県立恐竜博物館で岩から取り出し、部位や恐竜の種類の特定に向け詳しく調べていく。

 発見したのは福井市和田小六年、山田紗希さん(11)と父の道彦さん(37)親子。岩石をタガネで割ると、細い先端部分が出てきた。勝山恐竜研究会の桑原喜昭さん(68)を呼び、指導を受けながらハンマーで岩をたたき、手で表面をはぎ取ると、長さ十一センチほどの化石の一部が出てきた。

 連絡を受けた同博物館の宮田和周研究員が恐竜の化石と確認した。骨は露出部分からさらに岩の中に伸びているとみられ、同館でクリーニングし、恐竜の種類などを特定していく。宮田さんは「見慣れない骨だが、子どもの手足の部分では」と推測している。

 同施設は、同市北谷町の約一億二千万年前の手取層群の岩石が持ち込まれ、うろこあとの突起が規則的に並んだ恐竜の皮膚痕化石が見つかったと発表されたばかり。その場で、恐竜の骨化石と確認されたのは今回初めてという。

 三度目の発掘体験だった紗希さんは「過去二回何も見つけられなかったのが悔しくて、今度こそ」との思いだったという。三度目の正直に「夢をみているような気持ち。どんな恐竜の骨かが分かるのが楽しみ」と声を弾ませていた。

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