いちほまれを試食し、甘さを味わう子どもたち=29日、福井市の県農業試験場

 福井の新ブランド米「いちほまれ」を試食できる体験イベントが29日、福井市の県農業試験場で行われ、来場者が炊きたてのご飯をほおばった。「甘い」「お菓子みたい」と、会場のあちらこちらで声が上がり、福井の新たな“看板”の味を実感していた。

 いちほまれは、福井発祥のコシヒカリを超える品種を目指し、県農試が2011年度から6年かけて開発した。一般向けの試食会が県内で開かれるのは初めてで、開始1時間前から待ちわびた来場者の列ができた。

 紙皿に盛られたご飯を受け取った来場者は、つやつやと白く輝く見た目を楽しんだ後、一粒一粒かみしめながら味わっていた。

 先頭に並んだ福井市の会社員影路竜男さん(44)は「早く食べてみたいと思っていたが、口に入れた瞬間に甘さが全く違うと感じた」と驚いた様子。おいの村井遥哉君(10)=坂井市=も「いくら食べても飽きない」と、何度もスプーンを口に運んだ。福井大1年の二川由梨さん(19)は「しっかりと弾力があり、ご飯だけで十分楽しめる」と話した。

 開始から約45分で200人分を配り終えた。試食の様子を見守っていた県農試の清水豊弘場長は「多くの人に期待してもらえて、喜んでもらえた。思っていた通りの味が出せたようで手応えを感じた」と語った。

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