セーレン連結決算

 セーレン(2017年3月期・連結) 主力の車輌資材事業が海外で好調を維持している。ハイファッションやエレクトロニクスなどの各事業も営業利益を伸ばし、全体では5年連続の増収増益となった。営業利益、経常利益、純利益はいずれも2年連続で過去最高を更新した。

 車輌資材事業は、合成皮革「クオーレ」などの快適性を追求した高付加価値商品の売上高が米国や中国で伸びている。国内は自動車メーカーの燃費不正問題による生産調整や円高の影響で減収減益だった。

 ハイファッション事業は、国内のファッション向け生地や製品販売が苦戦したが、タイのスポーツ衣料事業で利益改善が進み、全体では増益。エレクトロニクス事業は通信機器向けの薄型電極材が好調で、増収増益。環境・生活資材、メディカルの両事業も増収増益だった。

 財務については、09年3月期に長期・短期を合わせた借入金が280億円、現預金が37億円だったが、健全化を進め、借入金111億円に対し、現預金が138億円と上回った。

 18年3月期は増収とした一方、為替の想定を前期よりも3円高い1ドル=105円とし、電力料金や原料費も高くなると見込んで減益とした。

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