池田町の部子川をダムサイトとする足羽川ダム建設事業で、環境面での助言を行う「環境影響評価(アセスメント)技術検討委員会」は二日、環境把握のため現地を視察した。同委員会の現地視察は初めて。

 この日は委員五人と国、県の担当者ら約三十人が現地を訪れた。

 一行はまず、同町小畑のダムサイト予定地を視察。足羽川ダム工事事務所の岩崎福久所長らから事業内容の説明を受けた。また、同町大本の貯水池上流端では、航空写真と照らし合わせながら水没地域を確認した。委員からは「水没する民家はどの範囲にわたるのか」「一帯に広がる杉林の持ち主は」などの質問が出た。

 この後一行は、ダムサイト下流の集落や水海川、足羽川の分水堰(ぜき)建設予定地などを訪れ、資料用に写真を撮るなどした。林武雄委員は「何度か訪れた場所ではあるが、現地の状況と資料を検討し、慎重に環境への影響を評価していきたい」と話していた。

 同委員会は、国が作成するアセスの▽方法書▽準備書▽評価書▽修正評価書—に第三者の視点からアドバイスするため、環境や動植物の専門家十四人で組織。今後は残る委員も同様の視察を行うという。

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