福井県の市町別人口と世帯数

 福井県は1日、今年4月1日現在の県内の推計人口が77万8598人となったことを発表した。県政策統計・情報課によると、78万人を下回るのは1976(昭和51)年10月以来約41年ぶりで、市町別では鯖江市を除く全市町で減少した。一方、世帯数は過去最多の28万1995世帯となった。

 推計人口は2015年の国勢調査(確定値)を基に毎月算出しており、4月は前月比で1617人減少。男女別では男性が37万7689人と894人減、女性が40万909人と723人減だった。

 出生数と死亡数の差し引きの「自然動態」で377人減、転出数と転入数の差し引きの「社会動態」で1240人減。県政策統計・情報課は「少子化や県外への若者の流出で福井の人口が減少する傾向は続いている」とみる。

 市町別では、鯖江市のみが5人増の6万8372人となったほかは軒並み減少。減少数は福井市が510人と最も多く、次いで敦賀市の279人、坂井市の113人だった。鯖江市が増えた要因として、人口減対策などを担当している県地域交流推進課は「福井、越前両市の経済圏域の中にあり、各市への移動距離が近い」として、住みよい環境にあることを指摘する。

 県全体では昨年4月現在の推計が前月比1877人減だったのに比べ、減少幅がわずかながら縮小してきたとし「反転させるのは難しいが、減少を緩やかにしていくことが大切」と同課。今後に向け「中長期的な課題であり、市町と連携して県内での住みやすい環境作りを進めるほか、県外に福井の良さを発信していきたい」としている。

 一方、世帯数は3月に比べて194世帯増。これまでの最多だった昨年12月(28万1903世帯)を92世帯上回った。県政策統計・情報課は「核家族や単独世帯が増えているのが要因。世帯数は現在がピークで、今後は減少に転じていくのではないか」と説明している。

 福井県の人口は2000年8月にピークとなる83万2511人を記録して以降、徐々に減少。12年8月に80万人、14年7月に79万人を割り込んだ。国立社会保障・人口問題研究所が13年に公表した将来推計人口によると、20年に約76万人、30年に約70万人、40年に約63万人になるとされている。

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