故郷の山を公園に整備し水車小屋や十二支像を設けた井口武夫さん=福井県池田町稗田

 廃村となった福井県池田町稗田(ひえだ)に人を呼び込もうと、同町出身の井口武夫さん(79)=同県鯖江市=が整備を進める「稗田の里公園」で、3日から渓流釣り客を受け入れ。近く山菜採り体験も始める予定で「住む人はいなくても人が集う場所にしたい」と意気込んでいる。

 稗田は1950年代後半に最後の住民が村を離れた。中学卒業まで稗田で過ごした井口さんは、約40年前から先祖代々の森を切り開くなどして、約1万平方メートルの敷地を公園化。水車小屋や十二支の石像などを設けた。

 渓流釣りは公園内を流れる足羽川に近づけるよう川岸の草木を除去し、子ども向けに無料開放する。4月末にはイワナやニジマス約300匹を放流した。

 斜面では3、4年前に植えたウド約1300株が間もなく収穫時期を迎えそう。「山菜になじみがない若い世代に味わってほしい」との思いから、一人2本まで無料で持ち帰ることができる。6月末まで収穫できるという。

 いずれも土日、祝日の午前9時〜午後3時に体験できる(要事前連絡)。

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