大野を4安打に抑え完投した高志の林洋介=福井県営球場

 【北信越地区高校野球福井県大会準々決勝・高志4—1大野】高志のサウスポー林洋介が、第1シードの福井商業などを破って勢いに乗る大野を止めた。打たせて取る本来の投球で散発4安打に抑え、2014年春以来の4強入り。「相手の勢いにのみ込まれないよう、強気で攻めた」と満足げな表情を浮かべた。

 2回戦の武生工業戦で毎回奪三振を記録し、2試合で計25三振を奪った林だが、「三振の記録はたまたま。意識していない」と自分を見失うことはなかった。切れのある直球、変化球で緩急をつけ、五回まで無安打。六回に1点を失ったものの、凡打の山を築いた。奪った三振は2。「丁寧に投げられた。これが自分のピッチング」と冷静に振り返った。

 好投のエースを援護しようと、打線も奮起。1—0の五回、1死二、三塁で打席に立った小嶋優輔は「いい流れをつなぐ気持ちで」と一塁強襲安打を放ち、貴重な2点を加えて勝利を引き寄せた。

 山田貴生監督は「ナイスゲームだった。大野の揺さぶりを警戒していたが、先制点から良いリズムがつくれた」と選手をたたえ、「次も勝って北信越大会に行く」と意気込んだ。準決勝の相手は同じノーシードの啓新。「1年生大会でコールド負けしているので絶対に勝つ」。林は落ち着いた口調に闘志をにじませた。

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