「第11回津軽三味線日本一決定戦」のジュニアの部で優勝した佐藤領哉さん=4日、青森市

 全国の津軽三味線奏者が腕前を競う「第11回津軽三味線日本一決定戦」は4日、青森市で開かれ、15歳以下で争うジュニア部門で福井市の中学3年佐藤領哉さん(14)が優勝した。2015、16年は同部門準優勝。悲願達成に「平常心で演奏できた。3度目の正直で優勝できた」と声を弾ませた。

 ジュニアの部には、テープ審査を通過した全国の10人が出場。佐藤さんは2分30秒の制限時間内に、「津軽じょんがら節」を演奏した。

 三味線奏者の祖父や父の影響で、6歳から本格的に稽古を始めた。今大会の出場が決まった3月下旬からは学校から帰宅後、毎日2時間の猛練習に取り組んだ。「眠くなったり、集中力が切れそうになったりした」が、練習を続けたという。

 この日は最終奏者だったため、「得点が出たとき、すぐに1位と分かり、うれしかった」。一方で、目標としていた点数に届かず「少し残念だった」とも。父の壽治さんは第5回大会で日本一部門で優勝した経歴を持つ。「来年は大人も出場する部門で父のように日本一になりたい」と力強く話していた。

 津軽民謡の伴奏と独奏の合計点で競う日本一の部には、17人が出場した。東京都の三味線奏者、矢吹和之さん(34)が優勝した。

 大会は3日に始まり、9部門に全国の224人が参加。2日間で延べ約1800人の聴衆が力強い演奏に拍手を送った。

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