廃食用油からつくったバイオディーゼル燃料(BDF)を自動車の代替燃料として活用する環境ビジネス展開に向け、流通や運送事業者、JAなど二十二社・NPOでつくる「福井バイオディーゼル燃料地域協議会」が八日、発足した。農水省の補助事業採択を受け、六月下旬にも事業会社を設立。精製プラントを建設し二○○八年六月の営業開始を目指す。

 国は、農村の地域資源を活用した国産バイオ燃料の導入を積極的に推進しており、農水省は本年度、原料調達から燃料供給までの地域一帯となった取り組みを支援する「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」を創設している。補助金の交付対象が地域協議会や燃料製造事業者らに限られていることから、昨年十月に設立した「福井バイオディーゼル燃料推進連絡会」を発展的に解消した。

 同協議会のメンバーは京福バス(福井市)、ナカテック(坂井市)、JA福井市、JA花咲ふくい、ダイエイ(越前市)、福井環境事業(福井市)、協立(同)など。このほかアドバイザー会員として県や鯖江市、池田町、県立大が参加している。

 今後、地域計画書(事業計画)を策定し農水省に申請。六月下旬の審査・採択を経て事業会社を設立する。八月には、回収した廃食用油を精製加工するプラントの建設に着手。○八年の事業開始までに、廃食用油の回収システムの確立、安定供給先の確保などに取り組む。