国際原子力機関(IAEA)の高速増殖炉に関する技術ワーキンググループの四十周年記念シンポジウムは十四日、敦賀市白木のエムシースクエアで開かれた。講演とパネル討論で同グループ活動の歴史を振り返り、原子力政策における高速増殖炉の重要性を訴えた。

 日本やフランス、インド、ロシア、米国など十カ国の専門家と、日本原子力研究開発機構の職員ら百十人が参加した。まず同グループの元日本代表、苫米地顯氏ら日仏独の関係者四人が講演。高速増殖炉開発の黎明(れいめい)期からの活動を振り返り、果たしてきた役割を紹介した。

 パネル討論では各国の代表者が、原子力政策における高速増殖炉の位置付けを説明。原子力機構の向和夫・次世代原子力システム研究開発部門長は、もんじゅのデータなどを活用した国際的な共同開発の必要性を強調した。