河川敷を走るホンドキツネ=福井市勝見2丁目(山崎一郎さん撮影)

 福井市中心部の足羽川河川敷にホンドキツネが現れ、姿が撮影された。専門家は「夜行性で主に森林に生息するため、今回のように住宅街近くで撮影されることは珍しい」と話している。

 撮影したのは同市の山崎一郎さん(77)。5月8日午前5時半ごろ、板垣橋下流の河川敷(勝見2丁目)で日課の散歩をしていたところ、目の前を川の方へ横切る体長約60センチのキツネを見つけた。「一瞬のことでとっさにカメラを構えた。跳ぶような走り方や尻尾の大きさで犬でないことはすぐ分かった」と振り返った。

 市自然史博物館の調査では、昨年5月に初めて足羽山でのホンドキツネの生息が確認された。出口翔大学芸員は「キツネは縄張りを持って生活する習性がある。今回撮影されたキツネも、新しい居場所を探して山から山へ移動中だったのかもしれない」と話す。街中で見かけるのは珍しく、見た目も愛くるしい動物ではあるが、「見つけても触ったり餌をあげたりせず、見守ってほしい」としている。

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