福井県のふるさと納税事業

 福井県はふるさと納税を呼び掛けている。経済的支援を必要とする高校生に対する給付型奨学金や地域活性化のさまざまな取り組みの中から寄付先を選ぶことができ、遠く離れていても古里を応援することができる。

 プロジェクト応援型寄付金は2014年度にスタートした。寄付額は徐々に増加し、16年度は5019万円。15年度を約2千万円上回った。

 中でも、寄付額の半分を寄付者指定の高校に配分し、残り半分を返還の必要がない給付型の「きぼう応援奨学金」に活用する「ふるさと母校応援」には1650万円が寄せられた。県立と私立計19校が寄付先に指定され、スポーツ・文化関連の用具購入や海外研修などに充てられた。

 きぼう応援奨学金は、経済的に厳しくても、勉強やスポーツなどに励む高校生が給付対象。毎年20人が選考され、月額1万8千円、3年間で64万8千円が支給される。奨学金を受けている生徒からは「先生になる夢を実現できたら、これまで支えてくださった方々に恩返しする気持ちで子どもたちを教え育て、福井のために貢献していきたいと思います」との感謝の手紙が寄せられている。

 寄付先としてはこのほか、高校生の長期海外留学支援をはじめ、福井国体・全国障害者スポーツ大会や県民衛星プロジェクトの応援などさまざまなプロジェクトがある。県地域交流推進課の藤丸伸和課長は「古里と遠く離れた場所に暮らしていても、使い道がはっきりしていれば、つながりをより強く感じてもらえるはず。ふるさと納税制度の趣旨に沿った寄付を呼び掛けていきたい」と話している。

 プロジェクトの詳しい内容は県ホームページの「ふるさと福井応援サイト」で紹介している。寄付はサイトでクレジット決済できる。問い合わせは県地域交流推進課=電話0776(20)0665。

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