警報・注意報の発表時に出される表。3時間ごとに区分し、危険度を色分けする

警報発表の可能性を5日先まで「高」「中」で示した例

 福井地方気象台は17日、警報発表の可能性を5日先までホームページ(HP)で公表する取り組みを始める。避難などの準備を事前にできるようにするためで、確率の高さを「高」「中」で表現する。同気象台は「危険度の高い時間帯が一目で分かるようになる」としている。気象庁の方針に従い、全国の地方気象台が実施する。

 対象は大雨、大雪、暴風(暴風雪)、波浪の4警報。嶺北と嶺南に分けて可能性を示す。1年間の試行で実際に警報に至ったのは「高」が8割、「中」が3~7割だった。更新は午前5時、同11時、午後5時の1日3回。

 このほか、警報・注意報を実際に出すときには、24時間後までを3時間ごとに区分し、危険度を色分けした一覧表も発表する。注意報級の現象が起きる時間帯を黄色、警報級を赤で表示。1時間最大雨量や風速、波高など、数値化できるものは予想値も併せて載せ、ピークの時間帯を認識しやすくする。

 2014年8月20日未明に起きた広島市の土砂災害では、19日夜に大雨注意報を警報に切り替えたが、自治体の対応が遅れた。避難勧告が出たのが災害発生後だったことを受け、気象庁は警報の可能性の発表や、警報・注意報の危険度明示を検討。16年5月から自治体と報道機関向けに試行していた。

 福井地方気象台の木瀬宏和気象情報官は「新たな情報から事前に心構えを持ち、その後の予報を確認するようにしてほしい」と話している。

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