籐は、ヤシ科の植物で、蔓性の植物です。長い物は200mにも達します。主な産地は東南アジアで、日本には香港、シンガポール、インドネシアから輸入されています。

 考古学の研究では、籐はすでに旧石器時代において、篭の材料として使われていたことが確認されており、私達の生活に深くかかわってきました。我国には、7世紀の半ば頃、遣唐使によって中国からもたらされ、正倉院には、日本最古の籐製品が保存されています。

 その性質は、吸気性に富み、自然繊維では類を見ない強靭な耐久力を備えています。また弾力性にも優れていることから、自由に加工できる特徴を持っています。組む、巻く、結ぶ、かがる、編む、という技法によって、様々な作品に仕上げることができます。

 材料としての籐は、民と呼ばれる骨組み材、表皮のついた丸籐、丸籐をひいた丸芯、半芯、丸籐の表皮を剥いだ皮籐などがありますが、これは作るものの用途によって選り分けられます。通常の製作には、主として、丸芯(丸籐を機械でひご状に挽いたもので、太さ1ミリ~10ミリまであります。)が使われます。

 制作にあたって、籐は水に浸すと柔らかくなりますので、編み始める前に2~3分水に浸して使います。たて芯と呼ばれる骨組みにかための籐、編み芯に柔らかめの籐で編んでいきます。

■ベルを作りましょう

(1)材料の丸芯を水(湯でも良い)に浸します。1分くらいで柔らかくなります。

(2)堅い丸芯を骨組みにし、十字に組んで編み始めます。

(3)形を作りながらに程良いベルの大きさになるまで交互に籐を通しながら編んでいきます。

(4)できあがり! リングをつけて壁やドア飾りに。リボン等をつけてプレゼントにも…