気象庁は波浪予報や地方海上予報、全般海上予報で沿岸や海上船舶に予想される気象情報を提供しています。冬の日本海は季節風によりたびたび大時化に見舞われます。波浪予報と海上予報を比較してみましょう。

波浪予報 府県の気象台が担当する地域に出す。福井の場合は福井県沿岸と海岸から20海里(約37km)以内の海域の波高と風速の予報。

地方海上予報 舞鶴海洋気象台が福井県から島根県の沖合い300海里(約550km)までを予報。

全般海上予報 気象庁が北緯0度から北緯60度、東経100度から東経180度までの海域の予報。

風力階級 昭和28年から「気象庁風力階級」として、「ビユーフォート風力階級」を使用。気象情報を国際間で交換するには、各国との調和が必要なことから。フランシス・ビユーフォート(1774~1857)。イギリスの海軍提督が帆船航海に供するために考案し、英国海軍で広く用いられるようになりました。

波浪予報
※強風注意報・・・風速12m/s以上
※強風警報・・・・風速25m/s以上

海上予報
※風警報・・・・風速13.9~17.1m/s、風力7
※強風警報・・・風速17.2~24.4m/s、風力8~9
※暴風警報・・・風速24.5m/s以上、風力10以上
※台風警報・・・風速32.7m/s以上、風力12以上

波浪予報は予想される風速に応じて「注意報」と「警報」に分けていますが、世界各国の船舶が利用する海上予報はWARNINGの直訳の「警報」だけです。また、風速が十分位まであるのは風力階級の「ノット」から換算したからです。日本は風速を秒単位で表しますが、欧米では時速で表すところが多いようです。

1ノーチカルマイルは緯度1分(60分の1度)で時速1マイルは1ノットですから、25ノットで24時間走ると、緯度10度移動したことになり、大航海時代に便利であった単位がいまだに使われています。

「文化の日」には一時的に強い寒気が入り、奥越山間部で降雪がありました。500hPaの北半球天気図を見ますと、強い寒気が南下しているのは日本付近となっています。11月の気温予想を見ますと、第2週は高い確率70%、第3、4週は50%となっていますので、この寒さは長続きしないでしょう。