一雨ごとに寒さが増してくる季節になってきました。お子さんの体、温かくしてあげていますか?

 体を鍛えるという意味から薄着にさせるという方もおられるようですが、東洋医学などの観点からは、冷えは万病の元として体を冷やさないことが大切になってくるのです。特に下半身。寒い時期の女の子の素足に短いスカート姿を見ると女性が体を温かくするだけでも、子どもができない人が減り、少子化対策の一つの方法となるのではとつい思ってしまうのです。

 これまで「意志力」を育む幼児期、「感情」を育む学童、中学初期、「思考力」を育む思春期までの成長を一通り見てきました。こうした人間としての成長段階をきちんと順調踏まえて成長しておれば、いよいよこれからは「自分の判断」と「自分の責任」において自分の足で「自分の人生」を切り開いていくことができるのですね。

 しかし、人間としての成長段階をきちんと踏まえて成長していっていればのことです。一般に20歳になれば誰もが成人式を迎えることができるのです。しかし、今日では内実ともに「成人」したと言われるのはそれからずっとあとの30も半ばを過ぎた頃だといわれております。

 風邪には一定に吹く方向性があるのでしょうか。ある場所には掃いても掃いても、いろいろなものが風によって運ばれてきて吹き溜まりとなるところがあります。これからの落ち葉の時期にはその感一層です。

 保育所に身を置いていると、保育所は世の吹き溜まりに似ているなあと思われることがよくあります。幼い子どもを抱えて世と向き合って行かなければならない親御さんの在りように世の流れの多くが映し出されていると思えることがしばしばだからです。

 若い親御さんと向き合っていると毎日がいろいろな悩みや迷いのなかでの子育てのように思われます。親御さんたちにとっては子どもについての悩みは限りがないようです。しかしそれだけではなく、その親御さんを取り巻く環境に及ぶことはもちろんのことです。子育てをめぐる夫婦間の問題、親との関係、社会状況との関わりにおける問題、大きくなれば学校の問題・・・数え上げたらきりなくいろいろな問題があるようです。保育士としての立場から見てもいろいろなことが問題として見えてきます。

 そうしたなかでまず筆頭にあがると思われるのは、「こんなことをしているとうちの子は遅れるのではないか」という不安感に親御さんがたえず駆られているということです。

“這えばたて立てば歩めの親心”とも言われているように、子どもが成長して一つ一つ何かができるようになっていくのを見るのは親としての大変な喜びであり、楽しみでもありますよね。

 でも「3歳では遅すぎる赤ちゃんから、赤ちゃんでは遅すぎるお腹にいる時から」というまわりからのそれとないプレッシャーになると、親になったばかりの何も知らない人たちは本気になって悩み、不安を抱くのは当然なことでしょう。